競泳・池江璃花子選手の白血病とは?治るの!?骨髄移植とは?

リオオリンピックにも出場した競泳女子の池江璃花子選手(18)が2月12日、自身のTwitterを更新し、白血病と診断されたことを公表しました。

 

競泳女子で100メートルバタフライなどの複数の種目で日本記録を持つ池江選手。

非常に残念なニュースです。

 

水泳界で不可欠な池江選手。そんな彼女が診断された白血病とはどのようなものでしょうか?

 

皆さんは白血病という言葉を聞いて、聞いたことはあるけど詳しくはわからないという方が多いんじゃないかなと思います。

 

この記事は白血病について多くの方に知っていただきたいと思い、書きました。

 

 

 目次

 

 

白血病とはどのような病気なのか?

 

もっとも簡単に言えば、「血液のがん」です。

 

骨髄にある造血細胞が遺伝子変異を起こし、血液中の白血球が異常に増殖する病気であり、放置すると死に至る病気です。

 

大きく分けて急性と慢性の二種類に分かれます。

今回の池江選手はどちらかについては言及されませんでしたが、多いのは急性白血病です。

 

白血病にかかると未熟な白血球が増殖し、免疫機能や血を作る働きが低下します。

症状としては貧血や発熱、動悸、息切れ、出血が止まらなくなるなどがあげられます。

 

発症する確率は10万人に2~3人で、比較的稀な病気です。

 

治るの?

 

現代の医療技術によって、白血病の生存率は上がってきました。

年齢によって生存率は変化してくるものの、若い世代の7割以上が治っています。

 

治療法としては様々ありますが、その一つとして造血幹細胞移植があります。

造血幹細胞移植とは、正常な骨盤と患者の骨盤を入れ替える治療で、完全治癒が見込める唯一の治療法となっています。

大量の放射線や化学療法で正常な血液細胞と白血球の細胞をすべて破壊した後、正常な骨髄を投与し、破壊されている白血球と入れ替えます。

若い世代の患者に行われることが多い治療法とのことです。

 

治療にかかる時間ですが、8~12か月の入院が必要とのこと。

長期間の闘病生活が必要な病気です。

 

入江選手は重大なの?

 

幸いなことに、入江選手は毎日のように体力を使う競技に打ち込んでいるため、わずかな体力の変化に気づいたことによって早期発見することができました

そのため、重大な段階まで踏み入っていないので、治る可能性はかなり高いでしょう

 

不幸中の幸いといったところでしょうか。

 

一年近くの闘病生活が強いられる可能性が高いため、日本代表に復帰できるかは本人の潜在能力に任せるしかないといったところでしょうか。

 

 

最後に

 

今回のニュースを聞いて、世界にも衝撃を与えたが故にショックを受けた方も多いのではないでしょうか。

 

白血病は治る可能性が高い病気です。

 

なので悲観せず、良い方向に向かっていくように願っていきましょう!